大器晩成型 ミロ

2月に開催されますクリスティーズのオークションにミロ(1893~1983年)の作品85点が出品され、何とその落札額が合計で3千万ポンド(約51億円)を超えると予想しているそうです。詳しくはこちらのニュースをご覧ください。
出品作品の目玉は写真の油彩画「女と鳥」(1968年)。
ん~、どこかで見た構図に聞いたタイトル・・・
そうです!当館のミロ「ふくろうを捕まえる女」(1970年)とほぼ同時期に制作された関連作品です。
このころのミロはパブリックアートなどにも力を入れていて絵画制作の時間も少なくなってきたころ。
だからこそキャンバスに向かうときには並々ならぬ集中力を発揮したはず。
ミロは、晩年にいい作品を生みだした希少な作家の一人なのです。
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